耐火塗料

鉄骨用発泡性耐火塗料とは、薄膜塗料タイプの耐火被覆材です。
従来では望めなかった、鉄骨の意匠性を保持して仕上げることができます。
また火災時には、数ミリ程の塗膜が発泡して、20から40倍の優れた断熱層(炭化層)を形成し、鉄骨を火災から守ります。
この耐火塗料は、発泡性耐火被覆、防火・耐火材料のトップメーカーである英国ナリファイア社によって開発され、英国で最多の実績を有するとともに、世界30数カ国で使用されています。
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耐火塗料の特徴

施工時に塗られた1~5mm程度の塗膜が、火災時に熱を受けると200℃程度で発泡がはじまります。
そこから形成される緻密な発泡層(炭化層)が、優れた断熱性を発揮します。
さらに長時間にわたる耐火性を維持し、鉄骨を高温から保護します。

1. 施工期間を大幅に短縮できる速乾性耐火塗料です

・速乾・厚塗り加工 1コートで4mm可能
・乾燥1日で上塗りが可能
・簡易な補修深い傷もワンタッチ補修
・工場施工も可能塗装作業の効率化と高品質な耐火塗膜
・塗装期間の短縮トータル建設コストの削減
成分の異なる2液混合型材料であり、 塗布されると即座に固化反応が開始されます。約1時間で指触乾燥し、水がかかっても塗膜は溶解しませんので、 施工後の急な雨でも流れ出すことなく塗膜の品質が維持されます。
既存の耐火塗料では、 薄膜で塗り重ねる方法のため各工程で乾燥の待ち時間が必要でその後、 1週間から10日間の最終乾燥と仕上げ塗装期間を含め数週間から1ヶ月以上のエ期が必要です。
「ナリファイア・ハイブリッドベースコート」では耐火塗料と仕上げ塗装を含めて数日間で完了します。
適切な上塗り塗料の選定により、屋外での使用も可能です。ハイブリッドベースコートは塗膜に耐水性があるので、従来の耐火塗料に比較してさらに長期の耐久性があります。

2.塗膜の割れ等損傷の発生が少なく、 耐震性のある塗膜弾力性があります

・衝撃や振動に強い微弾性の塗膜で耐震性
・微弾性塗膜振動や曲げに強い
・塗膜の復元性打痣の後が残らない
既存の耐火塗料は、 乾燥後に塗膜が硬化し弾力性が無い為、 建設現場でぶつけ等による損傷の発生が度々ありました。「ナリファイア ・ ハイブリッドベースコート」は乾燥後の塗膜に弾力性があるので塗膜の損傷が発生し難く、 鋼材自体の変形や地震時の振動にも耐えます。
従来の耐火被覆材に比べ1~5mm程度の薄い塗膜厚なので、鉄骨のデザインをそのまま反映することができます。また、仕上げにはさまざまな色の上塗り塗料を施すことが可能です。

3.ウレタン樹脂ベースの耐火塗膜で優れた耐水性、耐候性の塗料です

・水濡れに強い塗装後1時間で耐水性
・降雨に耐える塗膜は溶離しない
・防錆硬化屋内は錆止め不要
ウレタン系の樹脂塗膜のため耐水性と耐候性に優れています。
現場塗装後の降雨にも耐えるので養生や補修の手間が省け、 高品質な塗膜が維持できます。

4.環境にやさしい低VOC塗料です

・環境対応の低VOC塗料作業環境の改善
・臭気の改善現場周辺への配慮
低VOC成分(10%以下)で作業環境に配慮しています。
ノンアスベストであり粉塵は発生しません。すべての製品でホルムアルデヒド放散等級F☆☆☆☆を取得しております。

5. 1時間耐火・2時間耐火の認定を取得

ナリファイア・ハイブリッドベースコートSC902は2時間耐火までの耐火(鉄骨柱・梁)に対応いたします。 鋼材の種類・寸法と耐火時間については、別掲載の認定一覧表を参照頂くか、弊社までお問い合わせ下さい。

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